容姿・経歴・その他メモ

画像はカスタムオーダーメイド3D2で作成（予定）。

「ごきげんよう。世間的には『おはよう』とか『こんにちは』と言った方が通りが良いかしら」
「落雷の刹那などという物騒な名だけど、基本的には穏健な対応を心がけているわ」

HB市のUGN支部に所属するチルドレンの一人。普段は市内の高校で一般高校生として生活している。
高校での成績は上の下程度。人付き合いはチルドレンにしてはうまくできている方だが、心を許した友人はさほど多くない。

「以前『基本的には穏健な対応を』と言ったけど、基本があるなら当然応用もあるの」
「では、ごきげんよう。それとも『さようなら』と言った方がいい？」

生誕時からのノイマンシンドローム発症者であり、幼少期は神童と騒がれ次第に両親から疎遠になったというお決まりのコースを辿っている。その影響もあり、当時の雷那の生活は心身ともに荒れ放題だった。UGNに保護された後もしばらくは周囲とまともにコミュニケーションをとれる状態ではなく、Rラボで保護も兼ねた実験検体として扱われた時期が12歳頃まで続いた。
『｜荊棘なる野薔薇《エグランタイン》』のコードネームは、この頃の棘だらけの茨のような自身の有様を自嘲して雷那自身がつけたもの。

「人生を変える出会い、という概念についてどう思う？」
「私は二度、それを経験している。一度目は生涯を共にする彼女達と。二度目は敬愛する我が師と」

12歳を迎えたある時、雷那に転機が二度訪れる。

一度目は、遺産との適合実験の成功。
「石造りの花束」と言うべき形状をしていたその遺産は、雷那と接触すると同時に彼女の肉体に溶け込んだ。
雷那の言によれば幾人もの女性の意識を内包しているという。そして、その意識達は口々にこう呟くのだという。「化け物を狩れ」と。
この実験を境に、彼女は対ジャームの戦いの前線に出ることを志願するようになった。
また、この遺産は後に適合者である雷那のコードネームを取って『｜野薔薇の花束《エグランタイン・ブーケ》』と呼称される事となる。

二度目は、雷那が「あの人」「師匠」と呼ぶ、ある人物との邂逅。
こちらは積極的な物証に乏しく語るべきことは少ない。
ただ、この出会いの後、雷那が少し穏やかになったのは誰もが認める所である（少なくとも外面上は、と但し書きが必要ではあるが）。

戦闘スタイルは、非力な肉体を技量と銃器の火力でカバーするタイプ。
遺産と融合した雷那の髪の毛から咲く『石の花』から射出される棘による弾幕は、並のオーヴァードでは回避することは叶わない。

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